在日外国人こそ遺言書の作成を検討すべき理由
日本で生活し、日本国内に不動産を所有する外国人の方が増えてい……

マンションを購入する際、多くの方がまず重視するのは「立地条件」です。駅からの距離、商業施設へのアクセス、周辺環境の利便性などは、日常生活に直結するため当然の判断基準といえます。また、間取り、日当たり、眺望、建物の配置といった建築的条件も、快適な居住環境を左右する重要な要素です。さらに、駅からマンションまでの導線の治安、周辺に工場や深夜営業施設がないかといった外部環境も慎重に確認すべきポイントです。
しかし、マンション選びにおいて最も見落とされがちな視点があります。 それは「マンションの管理状況」です。
マンションはしばしば「ひとつの村」に例えられます。村で快適に暮らすためには、建物や設備が適切に維持され、住民同士が一定のルールを守り、共同体として機能していることが不可欠です。マンションも同様で、管理が行き届いているかどうかが、生活の質と資産価値を大きく左右します。
マンションの管理状況を判断する際には、次のような点を確認する必要があります。
特に、管理費等の滞納額や滞納件数が多い場合マンションは注意が必要です。滞納が増えると管理組合の財政が逼迫し、必要な修繕ができなくなります。結果として建物の劣化が進み、資産価値が低下します。また、滞納者への法的対応(支払督促・訴訟等)に要する費用は、最終的に管理組合=住民全体の負担となります。
購入前の内覧時や共用部分の確認時には、規約違反が放置されていないかを必ず確認すべきです。 標準管理規約(国土交通省)や多くの管理規約では、バルコニーは「避難経路を兼ねる共用部分」とされ、専有者は“専用使用権”を持つに過ぎません。
*バルコニーは区分所有法上の専有部分ではなく、一般的には共用部分のうち区分所有者が専用使用できる部分として管理規約で定められています。そのため、避難経路や建物の維持管理を妨げるような利用は制限されます。
よって以下のような行為は典型的な違反例です。
これらの違反が放置されているマンションは、管理状況を確認する必要があるといえます。 外観の乱れは資産価値の低下につながり、将来の売却時にも不利に働きます。

「生成AIによるイメージ」
マンション購入を検討する際には、以下の資料の確認が不可欠です。
議事録には、騒音、漏水、修繕、管理運営上の課題などが記載されている場合がある。これらは将来の生活環境や資産価値に直結するため、必ず目を通すべき資料です。
マンション管理の良し悪しを見極めるうえで、近年特に注目されている制度があります。
地方公共団体が区域内のマンション管理の適正化を推進するための計画を策定する制度です。 (根拠:マンション管理適正化法 第3条の2)
管理組合が作成した「管理計画」について、自治体が国の基準に基づき審査し、適切な管理が行われていると認められたマンションを「認定マンション」として公表する制度です。
認定基準は、
認定マンションは、管理が適正であることが公的に確認された物件といえます。
マンション選びでは、立地や間取りといった「見える部分」だけでなく、 管理状況という“見えにくい部分”こそが、生活の質と資産価値を左右する最重要ポイントです。
バルコニーの造作物や共用部分の乱れは、管理不全の象徴であり、将来の資産価値に直結します。 管理規約、議事録、長期修繕計画、滞納状況、共用部分の清掃状態などを丁寧に確認し、可能であれば管理計画認定制度の活用状況もチェックすることで、安心して暮らせるマンションを選ぶことができます。
マンションは「管理を買う」といわれるほど、管理の良し悪しが資産価値に直結します。 購入前の慎重な確認こそが、後悔しないマンション選びの第一歩となります。